万年筆 パイロットの万年筆

パイロットの万年筆エラボー(SEF)レビュー。漢字が美しく書ける!

エラボー_01

パイロット万年筆エラボー」は、日本語を書くためにデザインされた万年筆です。

日本語に適した万年筆エラボー | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT

 

ですので、一般的な万年筆では難しいとされる、漢字の「とめ」「はね」「はらい」のような繊細な線のコントロールがしやすいという特徴があります。

ペン先が一般的な万年筆よりもしなりやすいので、線の強弱がつけやすいです。

エラボーのペン先はくちばしのようなシャープな形状になっていて、普通の万年筆よりモダンな印象があります。

おそらく、このペン先の形状もエラボーが人気が高い理由の一つでしょう。

ただ、エラボーの人気が爆発した理由は…

 

こちらのエラボーを使ったカリグラフィー動画がバズったことによる影響が大きいような気もします。

動画タイトルが「Custom Namiki Falcon」となっている理由は、エラボーの英語製品名がFalconだからです。

 

上動画を見てしまうと、すぐにエラボーが欲しくなってしまうと思います。

ただ、衝動買いしてしまうと、結局使わないまま放置することになりかねません。

本記事で…

  • エラボーと他のパイロット製の万年筆との違い
  • ペンのしなり具合

などなど、エラボー(SEF)の特徴をレビューしていますので、購入前にぜひ一読してみてください。

エラボー SEF のデザイン

エラボー_02

エラボーのペン先は、単純な2等辺三角形ではなく、根本とペン先の中間あたりでクンッと上方に曲がってます。

 

この段差のある立体的なペン先が、筆圧をかけても力強く押し返してくる反発力を生み出しています。

 

エラボーのペン先は、しなやかでありつつも、しっかりとコシがあるので、日本語のとめ・はね・はらいなどのペン先の繊細なコントロールがしやすいです。

 

エラボー_03

エラボーのキャップはネジ式でしっかりと締まります。通学通勤でカバンの中で激しく揺れてもインク漏れしません。

クリップはストレート形状。こういったシンプルなデザインが私は好きです。

クリップの末端にパチンコ玉がついたようなデザインのキャップもあるんですが…ああいう形状のクリップは凄く"おじさん"っぽいので、私は嫌煙してます。

エラボーはストレートクリップを採用しているのでよかったよかった。

 

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ちなみに、エラボーのボディ形状はカスタムヘリテイジ912とほぼ同じなのですが、長さがやや短くなってます。

 

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また、同軸の太さもカスタムヘリテイジ912より一回り小さくなっています。

そこまで大した差ではないですが、同軸が細くなると筆記感はやや変わります。鉛筆を持って書いているような感覚があります。

 

エラボー_06

エラボーの長さは、ほぼほぼLAMY2000と同じくらいの長さです。

長すぎず、短すぎず、丁度いいバランスの長さです。

エラボー SEF の書き味

エラボーSEF書き味テスト

エラボーは非常にカリカリ感が強いです。

 

まるで針の先にインクをつけて書いているような感じがします。

 

極細の線が書けて、線の強弱もつけられるので、細かな文字やカリグラフィーを書く人におすすめの万年筆ですね。

線の強弱についてですが、上記でも書いた通り、しなやかでありつつも、コシがあるペン先なので、強めに力を入れてやらないと太い線がかけません。

普通に書いていてもある程度はしなりますが、最大線幅の20%前後までしか強弱はつきません。

目で見てはっきりわかるほど線の強弱をつける場合は、しっかり筆圧をかけてやる必要があります。

しっかり力を入れないと最大線幅が出ないというとデメリットのように聞こえるかもしれませんが、そうでもありません。

 

ゆっくり書いても強弱のコントロールがしやすいとも言えますので。

 

丁寧に、しかもキレイに文字のとめ・はね・はらいを書きたい人にとっては、ある程度の筆圧をかけないと強弱が出ないペンのほうが書きやすいはずです。

要するに、エラボーの設計思想どおりの「日本語に適した万年筆」になっています。

エラボー SEF のペン先のやわらかさ

エラボーの「コシのあるペン先ってどんな感じ?」と疑問に思っている方は、こちらの動画が参考になるかと思います。

かなり筆圧をかけているんですが、ペン先が割れる幅(インクが出る幅)はそんなに変わらないのがわかるかと思います。

ニブは十分しなっているけれど、ペン先が割れる幅にはそこまで影響していないのが伝わるといいのですが…。

エラボー SEF の価格

エラボーは、ボディの素材によって値段が変わります

樹脂製のものは真鍮製のものよりも8000円ほど安くなっています。

個人的には、樹脂製のもののほうがおすすめです。重量が軽くて書きやすいです。(真鍮製:約34g/樹脂製:約18g)

ペン先の素材はどちらも14金製で変わりません。

まとめ:エラボー SEF はこんな人におすすめ

エラボー_07

  • カリグラフィー用の万年筆を探している人
  • 筆で書いたような美しい文字を書きたい人

こういう人に、パイロットのエラボーはおすすめです。

ちなみに、エラボーのペン先はSEF(ソフト調の極細字)・SF(ソフト調の細字)・SM(ソフト調の中字)・SB(ソフト調の太字)の4種類から選べます。

本記事の書き味テストの画像をみて、SEFの線では細すぎるなと感じた方はSF〜SBを検討してみてください。

 

▽エラボー SEF(ソフト調の極細字)←本記事で紹介したもの。

 

▽エラボー SF(ソフト調の細字)

 

▽エラボー SM(ソフト調の中字)

 

▽エラボー SB(ソフト調の太字)

 

エラボーと同じく、やわらかいペン先をもつパイロットの万年筆「カスタムヘリテイジ912(フォルカン)」については、下記の記事でレビューしています。

カスタムヘリテージ912_フォルカン_01
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万年筆の線の強弱の表現に魅せられた人が、最終的に行き着く万年筆がパイロットの「カスタムヘリテイジ912(FA/フォルカン)」です。   ペン先が非常にやわらかく、グワングワンしなります。 & ...

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