万年筆 Montblancの万年筆

モンブランの万年筆「Montblanc P146」購入レビュー。家系の伝統を受け継ぐツールとしてMontblancの万年筆を買うという選択

とうとうMontblancモンブラン)の万年筆を購入しました!

モンブランは万年筆業界のNo.1ブランドといわれていますから、文具好きの方であれば知らない方はいないはず。

いわばMontblancは、パソコン業界のApple、車業界のフェラーリ、ファッション業界のシャネル的なブランドです。

 

Montblancのペンは、オバマ大統領、伝説の投資家ウォーレン・バフェット、ダライ・ラマが使っていることでも有名です。

当然、それだけ信頼されており、ブランド価値もありますから、価格も高めです。

一般的な高級万年筆の3倍程度の価格です。

簡単には手を出せません…が、実はちょっと最近 万年筆収集グセが再発してしまいましてね…。

このままいくと、財布が空になるまで万年筆を買い続けてしまうような気がしてましたので、Montblancの万年筆を買うことで、この万年筆収集グセに歯止めをかけることにしました。

一番良い万年筆を買えば、その他の万年筆は買いたくなくなるだろうとの算段です。

ということで、早速 今回購入した「モンブラン マイスターシュテュック プラチナコーティング ル・グラン(通称 Montblanc P146)」をレビューしていきます。

モンブランの万年筆「Montblanc P146(F)」のデザイン

パッケージ

モンブランP146_02

上画像はMontblanc P146のパッケージと取扱説明書になります。

黒で統一されていて、文字は金色。TOPブランドらしい威厳があります。

 

モンブランP146_03

パッケージの右端には、Montblancの「ホワイトスター」のロゴが刻印されています。

「ホワイトスター」はヨーロッパ最高峰の山・モンブランの山頂を覆う万年雪をモチーフに作られているそうです。

  • 山頂≒トップブランド
  • 万年雪≒タイムレス(時がたっても価値が既存しない)

といった意味合いがあります。

保証書

モンブランP146_04

モンブランの万年筆は、モンブランの直営店のほか、阪急・大丸・高島屋などの高級百貨店に設置されている文具店で購入すると、保証書が付けてもらえます。

 

しかし、ネットの文具店で購入する場合、保証書が付けてもらえなかったり、購入店舗が未記名の保証書(白紙の保証書)を渡される場合があります

どちらも、Montblancに正式な保証書として認定されてもらえないので、保証が受けられません。

 

購入店舗名が記載された正式な保証書を発行してくれるネットの文具店は、数えるほどしか有りません。

ペンハウスさんは、正式な保証書を発行してくれるのでおすすめです。

私が今回購入したMontblanc P146は、ペンハウスさんで購入しました。

Montblanc P146

ペン本体

モンブランP146_05

Montblanc P146の箱を開けると、厚手の綿に挟まるようにペン本体が収納されています。

 

モンブランP146_06

ペン軸とキャップは、パイロットの万年筆と似ていますが、Montblancの万年筆のほうが全体的に丸みを帯びており、なめらかな形状をしています。

 

モンブランP146_07

キャップの先にはMontblancのロゴマーク「ホワイトスター」が刻印されています。

胸ポケットに入れていると、このホワイトスター部分がちらりと見えるわけです。

好む好まざるに関わらず、「あっ、この人Montblancのペン使ってる(≒お金持ちかも)」と思われるわけですね。(苦笑)

ま、お金持ちの方、お金に興味のある女性の方(男性も)を惹きつけるのには、もってこいではあります。

 

モンブランP146_08

Montblanc P146のキャップはネジ式なので、しっかり閉めれば、激しく動いてもキャップが取れてインク漏れしてしまう心配はありません。

 

モンブランP146_09

ペンのグリップ部分に縦縞のようにスリットが入っているのがわかるでしょうか?

そうなんです。Montblanc P146はLAMY2000と同じ吸引式の万年筆なので、インクを入れるのにコンバーターは必要ありません

 

モンブランP146_10

ペン先をインク付けて、ペン軸の末端を回転させると、ペン先からインクが吸入されます。

長さ

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Montblanc P146のキャップを締めたときの長さは、LAMY2000よりも若干長めです。

 

モンブランP146_15

キャップをペン軸に差し込んだ場合は、上画像の通り。

こちらも、LAMY2000より若干長い程度になります。

ペン先

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今回私が購入したMontblanc P146のペン先はF(細字)になります。

 

モンブランP146_13

EF(極細)かF(細字)か迷ったのですが、文具店でEFとFを試し書きさせてもらったところ、EFとFの先の細さは、ほとんど変わりませんでした。若干EFの方が細くなる程度です。

であれば、インクフローの良さとしなりの良さを優先しようということで、EFではなくFを購入することにしました。

Montblanc P146(F)の書き味

モンブランP146_16

Montblanc P146の書き味は、オーソドックスな万年筆の書き味です。特に個性的なものではありません。

パイロットの万年筆のような、しなやかなペン先ではありません。

海外製の万年筆によくある、高速筆記しやすい硬めのペン先ですね。筆記体でアルファベットをサササーッと書くのに向いている感じがします。

インクフローが良いので、濃淡が出やすく、高速筆記してもインクがかすれる心配はありません

多少、書き始めがざらつくかな…?と感じましたが、それはおそらく新品だからでしょう。

Montblanc P146のペン先は14金で出来ていますので、書いているうちにペン先が自分の筆圧によって摩耗し、履き慣らしたジーンズのように自分オリジナルの書き味に育っていってくれるはずです。

Montblanc P146(F)の価格

Montblanc P146(マイスターシュテュック プラチナコーティング ル・グラン)の定価は8万2500円(税込)です。

私が購入したペンハウスさんでは、6万6000円(税込)で購入することができます。

人気が高いためか、Amazonでは若干プレミア価格になっている場合が多いです。

Amazonで購入した場合、正式な保証書がつけてもらえないことが多いです。Montblancの万年筆は非常に高価なので、もしネットで買うのであれば、正式な保証書がつけてもらえるペンハウスさんでご購入されるのをおすすめします。

ペンハウス:Montblanc P146

Montblanc P146はこんな人におすすめ

モンブランP146_11

Montblancの万年筆は、万年筆愛好家が最後にたどり着く究極の万年筆です。

誰もがほしいと思いながら、その価格とブランドゆえになかなか手を出せない一品です。

  • こんな高い万年筆、本当に必要かな?
  • こんなハイブランドの万年筆、自分が使っても大丈夫かな?

と思いながら、毎夜毎夜、ネットでMontblancの万年筆のレビュー記事を読み漁っている人も少なくないでしょう。

ま、そういう人は最終的に買うことになりますからね。悩んでいる時間が無駄です。

 

とりあえず買ってしまえば、悩む必要はなくなります

 

買った後は、自慢するもよし、大切にペン先を育てるもよしです。

Montblancの万年筆は、高級時計のように、親から子へ、子から孫へと手渡されていくこともあります。

自分の親からMontblancの万年筆を渡された人もいるんじゃないでしょうか?

そういった、家系の伝統を受け継ぐツールとして考えると、多少値が張ったとしても、Montblancの万年筆を買う価値は十分にあるのかなとは思います。

また、"意思を伝える"という視点で考えれば、時計よりも万年筆のほうが、家系の伝統を受け継ぐツールとしてふさわしいような気もします。

 

どちらかというと、ブランドよりも実用性のある万年筆が欲しいのであれば、LAMYの万年筆がおすすめです。

下記の記事で詳しくレビューしていますので参考にしてみてください。

LAMY2000EF_01
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