万年筆 シェーファーの万年筆

シェーファーの万年筆レガシーヘリテージ(F)レビュー。文具狂が泣いて喜ぶ美しさ

シェーファーレガシーヘリテージ_01

美しくてカッコいい万年筆といえば、コレ。

シェーファーの「レガシーヘリテージLegacy Heritage」です。

流線型のボディで、ひし形の大きなニブが特徴的な万年筆。

 

好き嫌い分かれるかもしれませんが、個人的にはSHEAFFER Legacy Heritageのルックスの良さはLAMY2000と同等レベルだと感じています。

 

もしかすると、文具好きではない方は、シェーファー レガシーヘリテージを見たことがないかもしれませんね。

そんなにメジャーな万年筆ではないので、文具屋さんでも置いているところは少ないです。

もし見かけたら、ぜひ一度試し書きさせてもらってください。カッコいい万年筆が欲しい方は、一瞬で虜になりますよ。

近くの文具屋さんにシェーファーレガシーヘリテージが置いていないという方は、本記事でシェーファー レガシーヘリテージ(F)の特徴をレビューしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

シェーファー レガシーヘリテージ F のデザイン

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シェーファー レガシーヘリテージのニブは、ボディの先端に張り付いています。

 

この独特なニブの取り付け方によって、ペン先からペンの末端まで凹凸のないシームレスな形状を実現させています。

 

デザインの良さで定評のあるLAMY2000でさえ、本体とペン先の間には段差がありますからね。

シームレスさに関しては、LAMY2000よりシェーファー レガシーヘリテージの方が上だといえます。

非常に美しいルックス。

光沢のあるボディが更に美しさを際立たせているのもGoodです。

 

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シェーファー レガシーヘリテージのペン先は、末端に行くに連れて反り上がっています

この反り返りがシェーファー レガシーヘリテージ独特の書き味を作り出しています。(書き味については後述しています。)

 

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ちなみに、シェーファー レガシーヘリテージはLAMY2000と同じく嵌合式(かんごうしき)のキャップです。

書きたいときに、キュポっとキャップをはずしてすぐ書けるので、個人的に嵌合式キャップの万年筆は大好きです。

 

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クリップは角が面取りしてあり、手触りなめらかです。

ボディの流線型のなめらかなさと統一感があっていいですね。

 

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キャップを締めた姿も美しい…

 

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シェーファー レガシーヘリテージのボディはやや重め(約43g)で、葉巻の様に太い同軸です。

この同軸の太さは好みの分かれるところだと思いますが…

 

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LAMY2000の同軸の太さとシェーファー レガシーヘリテージの同軸の太さは、そこまで変わりません。ややシェーファー レガシーヘリテージの方が太いと感じる程度です。

長さもほぼ同じですからね。LAMY2000を使い慣れた方であれば、ほぼ違和感なくシェーファー レガシーヘリテージも使えるでしょう。

ただ、書き味は全く違うので、その点は要注意です。

シェーファー レガシーヘリテージ F 書き味

シェーファーレガシーヘリテージF書き味テスト

シェーファー レガシーヘリテージの書き味は、そのペン先の形状ゆえ他の万年筆と大きく違います。

これはもう画面の前でやってもらったほうが伝わりやすいです。はい、では人差し指を出してください。

その人差し指を机に向けて、指先で机を撫でてください。←この感じが、シェーファー レガシーヘリテージの書き味です。

 

ペン先が反り返っているので、まるで指先で書いているようなサラサラとした書き心地です。

 

引っかかりが少なく、インクフローも良いので、スムーズに書けます。インクの濃淡も出やすいです。

筆っぽい書き味ではあるのですが、ペン先はしなりにくいので…イメージ的には「筆+パレットナイフ」的な書き味ですね。

一応、線の強弱も出せますが、普通に書いているとほぼ出ません。ですので、線の強弱をつけるときは、意識して筆圧を高めてやる必要があります。

注意点としては、ペン先のすぐ下にインク吸引部分がありますので、文字を書くときにペンを寝かせ過ぎると、インク吸引部分が紙にあたってペン先が紙から離れる場合があります。

まぁ、よほど寝かせ気味に書く人でもない限りは問題ないと思います。

シェーファー レガシーヘリテージ F ペン先のやわらかさ

シェーファー レガシーヘリテージのペン先のやわらかさは、上動画をご覧ください。

 

一応はしなりますが、硬めです。ただ、LAMY2000よりは強弱を付けやすいです。

 

これは、ペン先の形状が理由の一つではありますが、LAMY2000のペン先が14金製なのに対して、シェーファー レガシーヘリテージは18金製ということも影響しているように思います。

シェーファー レガシーヘリテージも線の強弱を楽しむというより、文字を書きやすい実用的な万年筆の部類に入るので、線の強弱にはあまり期待しないほうがいいとは思います。

上記でも書きましたが、ペン先と紙との接地面積が大きいので、インクの濃淡は出やすい万年筆ですね。

シェーファー レガシーヘリテージ F の価格

シェーファー レガシーヘリテージの定価は3万円(税別)です。

マイナーな万年筆なのに一部の層から人気が高いせいか、どのオンラインショップも在庫切れ、もしくは入荷待ちのところが多いです。

 

お店によっては、プレミア価格で定価の2倍以上の価格をつけているところもあります。

 

ですので、コスパはあまり良くないですね…

入荷直後といった良いタイミングであれば2万円台で買える場合もありますが、大抵は定価で販売されています。

定価で買えれば上々。2万円台で買える場合は大チャンスですね。

まとめ:シェーファー レガシーヘリテージはこんな人におすすめ

シェーファーレガシーヘリテージ_09

  • とにかくカッコいい万年筆が欲しい!
  • LAMY2000と同じ様な流線型の万年筆が欲しい

こういう人に、シェーファー レガシーヘリテージはおすすめです。

おそらく、シェーファー レガシーヘリテージを買おうか悩んでいる人は、かなりデザインにこだわりがある人だと思います。

ですので、もし、値段を理由にシェーファー レガシー ヘリテージを諦めて、別の万年筆を買ったところで満足できないと思います。

結局、いつかはシェーファー レガシーヘリテージを買うことになるはずです。

 

ですので、定価、もしくは2万円台で買える場合はすぐ買ってしまったほうが良いとは思います。

 

すぐ在庫切れになりますし、残念なことに在庫が減ってくるとプレミア価格にされちゃいますからね…。

現状の需要と供給のバランスから考えると、シェーファー レガシーヘリテージに関しては「買えたら儲けもん」ぐらいに思っておいた方が良いです。

 

本記事で紹介したシェーファー レガシーヘリテージと同じ流線型のボディの万年筆「LAMY2000」については、下記の記事で詳しくレビューしています。

LAMY2000EF_01
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