Instagramでめちゃくちゃかっこいいシャープペンを見つけました。
それが今回紹介するHemiWare by Nicholas Hemingwayのシャープペンです。
ハンドメイド製で自然に優しい素材を使っていて、しかもデザイン性が高いシャープペン。
かっこいい筆記用具に目がない私としては購入せざるを得ないっ!
ということで、すぐにポチってしまいました。
目次
HemiWareとは?
HemiWareとは、Nicholas Hemingwayさんが、製図工で時計技師だったおじいさんの工具を引き継ぎ、手作りで生産している文具メーカーの名前です。
Nicholas "Hemingway"という名前でピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、HemiWareの創業者であるNicholas Hemingwayさんは、あの小説家のアーネスト・ヘミングウェイ氏の親戚だそうです。
HemiWareの公式サイトにもその旨が記載されています。
All of Nicholas Hemingway’s Mechanical Pencils are handmade by himself on his Grandfather’s 1970’s Myford ML10 lathe.
His Grandfather was not Ernest Hemingway who is his second cousin, but in fact Phillip Hemingway. It is Phillip Hemingway who these pencils are built in honour of. We hope you enjoy these timeless Hemingway pieces of design, hand built in true Hemingway style.
形は違えど、Hemingway家の「書く」という伝統が現代に筆記用具となって引き継がれているわけですね。
こういうストーリーも、HemiWareの筆記用具の良さを引き立てる要素の1つです。
Handmade Walnut and Brass Mechanical Pencil(ハンドメイドのクルミ材と真鍮製のシャープペン)のデザイン
ボディ
HemiWareでは、いろんな筆記用具が売っているのですが、今回はシャープペンを購入してみました。
個人的に、HemiWareが販売している中で最もエコで、最もかっこいいのが、上画像の「Handmade Walnut and Brass Mechanical Pencil」だと思います。
真鍮製のペン先とクルミ材でできたボディは、同じ黄系色の素材なので相性が良いです。
HPで商品画像を見たときには、「黄金のペン先はちょっと成金っぽいかな…?」と感じたのですが、実際に購入して手元で見てみると、そんなことはありませんでしたね。
流石にボディ全体が黄金色だと成金ぽさは拭えませんが、ペン先とお尻の部分だけですし、そこまで気になりません。
主張しすぎることなく主張する程度の、良いデザインのアクセントになっていると思います。
木の色味との相性を考えると、銀色じゃなくて金色で正解かと。
Walnut and Brass Mechanical Pencilは、ボディ(ペン軸)からペン先にいくに従って徐々に細くなっているので、視覚的にも触覚的にもノイズがありません。また、無駄な引っ掛かりがないので持ちやすいです。
一般的なシャープペンって、ボディーは直線で、ペン先だけ先細ってますよね。
あれだと、ペン先の三角形がボディとは別物のように見えて、ボディとペン先の一体感が損なわれがちです。
Walnut and Brass Mechanical Pencilの場合は、ボディからペン先までシームレスに繋がっていて、一体感が損なわれていません。
こういうちょっとしたデザインへの気遣いはGoodですね。
ボディはクルミ材でできているので、軽くて持ちやすいです。
木目が見えるのも、手元に自然を感じることが出来て良いです。
お尻の部分には真鍮製のキャップが付いています。
キャップを取ると…
消しゴムが付いています。
消しゴムを取ると…
芯を入れる筒が見えます。
シンプルな作りです。
長さ
長さは、Lamy2000 万年筆より少し短いくらい。
持った感じは、特に短いと感じません。丁度良い感じの長さです。
重心
Walnut and Brass Mechanical Pencilの重心は、ほぼ真ん中。
バランスよく作られています。
Handmade Walnut and Brass Mechanical Pencilの書き味
Walnut and Brass Mechanical Pencilの芯の太さは、0.3、0.5、0.7、0.9mmから選べます。
私は0.7mmを購入しました。
個人的には、シャーペンは0.7mmが一番おすすめです。
0.7mmだと、芯の先の面で塗るように描くこともできますし、芯の先を細らせて0.3〜0.5mm程度の太さの線を引くこともできます。自由度が高いです。
芯の太さの話はさておき…
Walnut and Brass Mechanical Pencilの筆記感ですが、良い感じです。
クリップがないので持ちやすいというのも、書きやすさに一役買っているような気がします。
ただ、もしかするとWalnut and Brass Mechanical Pencilはクルミ材でできているがゆえに、軽すぎると感じる人もいるかも知れません。
木は、その素材の特性上、中に空気を含んでいますから、持ったときにスカスカした印象を受けるかもしれません。
ペンは軽いほうが書きやすいという人は特に問題ないでしょうが、もうすこしペンの重さを感じながら書きたい人には、黒檀(こくたん)と真鍮で作られたEbony & Brass Hardwood Mechanical Pencilの方がおすすめです。
Ebony & Brass Hardwood Mechanical Pencil(黒檀と真鍮製)バージョンについて
Ebony & Brass Hardwood Mechanical Pencilは、Walnut and Brass Mechanical Pencilと同じデザインのシャーペンです。
ただ、クルミ材→黒檀に変わっただけです。
黒檀はクルミ材より目が詰まっていて、しっかりしています。
見た目も、手で触った感じも、クルミ材より頑丈です。
黒檀とクルミ材の触感は、結構違います。
クルミ材はまさに木を触っているような感じですが、黒檀の方は硯(すずり)っぽい手触りですね。
並べてみると、見た目も結構違います。
黒檀の方は、かなり濃い目のダークブラウンなのに対して、クルミ材の方はワインのコルクを軽く焦がしたようなブラウンです。
「クルミ材+真鍮製」か「黒檀+真鍮製」どちらがおすすめ?
「クルミ材+真鍮製」の方か「黒檀+真鍮製」の方か、どちらをえらべばいいか悩むと思いますが、個人的には黒檀+真鍮製のEbony & Brass Hardwood Mechanical Pencilのほうが好きです。
黒檀のほうがクルミ材よりも高級感がありますし、しっかりした作りですので、長期使用に耐えるのではないかなと思います。
ある程度 雑に扱っても壊れにくそうです。
ペンの重さを利用して書けるので、筆圧の弱い人はEbony & Brass Hardwood Mechanical Pencilのほうが書きやすいと感じるかもしれません。
ま、この辺は好みですのでお好きな方を選んでください。
ただ、残念ながらHemiWareのペンは、現在日本では販売されていません。(おそらく、レビューしてる文具ブログもないんじゃないかな?)
なので、直接HemiWareの公式サイトから購入する必要があります。
英語で住所等の項目を入力して購入しないといけないので、英語が苦手な方は、英語が得意なご友人に頼むかGoogle翻訳を使いましょう。
また、購入してから日本に届くまで20日前後かかるので注意が必要です。
HemiWareは個人商店に近いので、日本のアマゾンでHemiWareのペンの取り扱いが始まるのを期待するのは…ちょっと難しいかもしれませんね。
なので、もし今回紹介したWalnut and Brass Mechanical PencilとEbony & Brass Hardwood Mechanical Pencilがほしい方は、直接HemiWareの公式サイトから購入するのをおすすめします。
⇒ Hemingway Handmade Mechanical Pencils
シャープペンではなく「芯ホルダー」を使う方は、下記でおすすめの芯ホルダーを紹介していますので参考にしてみてください。
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